葛城・御所に遠足(?)してきました。

庭で一箱古本市なんかもやっているけど、まだ「ただの空き家」の”こもりくブックセンター”。

管理人とセンタ長の二人で運営しています。


本が好き・奈良が好き、奈良の歴史っぽいものが好き・・・2人の共通点はいくつかありますが、

一緒にセンタを運営するまでに親睦が深まったきっかけは

2人とも「出身が奈良県の中部」だったんじゃないかなあ、と思っています。

(ちなみにこの文章は管理人が書いているので、センタ長がどう思っているかはわかりません 違ったら修正します 笑)


「中部」と、いうと。※「中和」という言い方もされます。

ざっくり言うと「北部でもなく南部でもない」エリア。

 北部=大仏様のいる東大寺、鹿で有名な奈良公園、のいわゆる「修学旅行」エリア

 南部=「吉野」「奥大和」などのキーワードで語られる「山」エリア。

どっちも世界遺産があるエリアです。


県外出身の方に「奈良っていいよね♪」とほめてもらうことはわりとたくさんあるんですけど、

話を聞くと、具体的な地名として出てくるのは十中八九、北部か南部が中心なような気がします。

ちなみに、たいして奈良に思い入れの無い人の場合は、99.9%北部です(断言)。


けれど、自分たち二人が育った「奈良」はそのどちらでもないエリア。

このエリアはどこでもだいたい電車で1時間かからずに大阪に出れることもあって生活経済圏としては大阪に寄っている人も多かったり。


決して「奈良っぽくない」場所というわけではなくて、有名な「明日香(飛鳥)」以外にも、

こもりくブックセンターの住所でもある桜井市は国宝・重要文化財級の遺産がごろごろあるし、

2人が高校時代を過ごした(注:学校も年代も違います)お隣の橿原市には

日本書紀や古事記のうえでは「初代天皇」とされている神武天皇が祀られている橿原神宮を始めとして、歴史好きには垂涎もののスポットがたくさんあったりするんですよ。(得意げ)


と、前置きが長くなりましたが。

そんなエリアに生まれ育った奈良好き、というニッチな共通点を持つ2人が、初夏の晴れた週末に、

センタ長のナビゲーションで中部の知られざる?見どころを気ままに回ってきました。


まずは葛城市の歴史博物館

春期の特別展ということで開催されていた「葛城山麓の古墳」へ。

展示の内容は、読んで字のごとく、なのですが(←説明下手)。

子どもの頃は「公園」だと思ってた場所が「古墳群」だったことをあらためて知って、興奮。

言われてみれば不思議はないんですけど、幼い頃に「ここが古墳!」と思ってたかどうかというと知らなかったので。


管理人は関東に住んでいるので奈良は月1程度しか訪れられませんが、

そのたびに自分が今立っている地面には、千数百年前に誰がいたんだろう、と思いを馳せてしまいます。

ロマンなんですよね・・・(うっとり)。


ちなみに「古墳」は、センタ長の専門分野。

自らガイドとして古墳ツアーを開催してしまうくらいの古墳好きゆえ、

この日も、展示を見ながら色々と教えてもらいました。ありがたい。てゆうか、楽しい。


たっぷりと展示を観た後は、「現物を見に行こう」。

二塚古墳に向かいます。

まだ梅雨入りもしていないけれど、すっかり空は夏の色。

この山の麓の景色がとても好きなんですよねえ・・・

この二塚古墳(新庄二塚古墳)、直前に観た歴史博物館の展示で、一つの古墳に石室が3つもあるというきわめて珍しい古墳、との説明がなされていて。


探求心がおさえきれないセンタ長。

古墳愛、ともいう。

この日は誰の姿も無かったけれど、近くにこんな場所があったら「秘密基地みたい」と子どもたちは遊びに来たりしないのかなあ。

それとも、マムシが出るから危険なので立ち寄らないように、とか言われてるのかなあ・・・


外から見た石室。

中は暗くて見えないけれど、ここに古代のえらい人が埋葬されていたんだろうなあ、

しかも「一つの古墳に3つの石室」って何がどうなってそういうことになったんだろう・・・

妄想がはかどります。


続いては近くの「屋敷山古墳」へ。

石室が展示?されていました。

当時の人が同じ石を触ってたのかなあ・・と思うと、なんだか不思議です。

ああ、ロマン・・・


この「屋敷山古墳」は、今は整備されて公民館や体育館に併設された場所になっていて、

「図書館」もあったので立ち寄ってみました。

写真は撮れなかったけど、郷土ゆかりの本がたくさんあって、静かに声は出さずに大興奮。

ずっとここで本を読んでいられたらなあ・・・。


お昼ご飯を食べた後は、近くにある「角刺神社」に行ってみました。

「飯豊皇女」を祀っている、というこの神社。

「飯豊皇女」とは、この看板にも書いてあるけれど、いくつかの伝承では「女帝として即位していた」説もある、天皇の姉君。

そうなると「実は史上初の女性天皇」だった可能性があるそうです。

その信憑性を喧々諤々議論したい、とは思わないけれど、

そんな古来の伝承地があまり知られずにひっそりと佇んでいるその様子がとても良いなあ、と・・・思いません?

私は思うのです。こういう伝承地のことをもっと学びたい欲・・!


写真では伝わりづらいのだけど、境内にまるで竜のような形をした大木があって凄い凄いとはしゃいでしまいました。(青いベンチが目立つけど)

まだ陽も高く時間があったので、お隣の御所市まで足を伸ばしてみることにしました。

ここにも大きな神社がたくさんあるんです。

まずは葛城一言主神社へ。

「どのような願いごとでも叶えてくれる」という言い伝えで有名な由緒ある神社。

第二十一代雄略天皇と縁のある地でもあるのですけど、

雄略天皇は別名「大長谷王」という呼び名もあって、こもりくブックセンターのある「はせ」地域にゆかりの深い王なので、管理人は、一度、来てみたかった場所でした。

(雄略天皇と一言主神社の神様の伝承はこれはこれでとても面白いのです)


予想に違わず素敵な神社でした・・!!


続いては「高天彦神社」へ。

葛城一言主神社はトレッキングをする方々や他の参拝客の方もいらしたのですが、

ここは時間も夕方近くなっていたせいか、

人が誰もいなくて、静寂。

とても荘厳なひと時を過ごさせてもらうことができました。

「神様と自分たちしかいなかった」とかいうと、あぶない人みたいですけども(笑)。

古代の人々がこのうっそうとした「山」、そこに神の存在を感じであろうことは、その場に立つと理解できる気がします。

たくさんの人が押し寄せるような「観光地」化されると、その神性は薄れてしまうのかもしれませんが・・

この日はここで時間切れになったので、それ以上は回りませんでしたが、

「御所市」まだまだ素敵な場所がたくさんありそう(というか、ある)ので、

またゆっくり訪れてみたい土地です。


この日も話していたけれど「ごせし」と読むから地元民的にはあまり違和感はないけれど、

そもそも土地の名前が「御所」(ごしょ)ってめちゃくちゃ高貴ですよね・・・。

ここにもきっと長年にわたる人々の思いが詰まってるんだろうなあ。

葛城と御所。お天気もとてもよくて、1日しっかり楽しませて頂きました。ありがたや。


さながら「遠足」、いえいえ、こもりくブックセンターの「社員研修旅行」とでも申しますか・・・。


こうやって、奈良の歴史を感じられる場所を訪れることで、より土地への愛着が増すような気がします。

少なくともわたしはセンタ長と出会い、色々な場所を教えてもらって、ますます奈良のことを好きになったし、この景色を守りたいなあ、と思うようになりました。


今日訪れた場所はどこも人が少なくて、じっくり見れて、それはそれでとても楽しいのだけど、

この場所を知って訪れてくれて好きになってくれる人が増えても嬉しいなあ、と考えたりしています。

こもりくブックセンターを通じて、奈良中部に興味を持つ人が増えてくれたらもっと嬉しい。

(もちろん北部も南部も大好きですよ!)


写真が下手であまり撮れてはいませんが(汗)、どんなに綺麗な写真を撮っても、実物には逆立ちしたってかなわない。そう思ったりもしているので・・

よろしければ、ぜひ訪れてみてくださいませ^^

0コメント

  • 1000 / 1000