5/4~5「遺された本・遺されそうな本」と新たな読み主との出会いの場
① 読まなくなった本をお譲り頂ける方
(5/4AM指定で奈良まで送ってくださる方)
② 5/4~5にお譲り頂いた本の「開封」を手伝ってくださったり、
その中からお気に入りの本を見つけてくださったりする方
を、募集します。
祖父母が住んでいた「空き家」を「ブックセンター」にしたくて、ちまちまと活動を続けている「こもりくブックセンター」。
その名前をつけてから、7年。
そこまで思うようには進んではいないものの(笑)、これまでの間に、いくつかの「たくさんの素敵な本たち」との出会いのご縁を頂くことができました。ありがたいことです。
・「空き家のお片付けをしていたらたくさん本が出てきたよ! 要る?」
・「ずっと誰も住んでいなかった実家を建て壊すことになって、処分せざるを得ないんです」
・「家族が遺した本がたくさんあるけど引っ越し先には持って行けないから」
どれも何十箱。大量の本たち。
どの出会いにも共通しているのは、もうその家では読まれることは無いんだけど、
「誰か、読んでくれる人がいるなら譲りたい」という気持ち。
頂いた本は仕分けをして、こもりくブックセンターの中に置いてありますが、
その段ボールの開封作業は、本当に楽しかったです。
「こんな本があるんだー知らなかったー」というわくわくは、「宝探し」そのもの。
本好きとしては何者にも代えがたい時間で、勝手に「開封の儀」と名付けています。
少し、話は変わりますが。
先日、遺品整理の仕事をしている方の話を聞く機会がありました。
たくさんの本は重いので、処分するのがとてもとても大変なのだそうです。
そうやって遺って/残ってしまった本は、もう「読んでくれる人」と出会えることは多分無くて、「厄介な存在」になり、古紙回収か燃えるごみに回ってしまう。
なんだか切ない、悲しい・・・・。
家中まるっと処分、になる前に、新たな持ち主に出会うチャンスが最後にあればいいのにな、と思いました。
(自分自身、手元にたくさんの本があるので「処分したくない・しきれない」気持ちは、ものすごーーーーーーく分かるんですけどね ^^;)
と、いうことで。
「遺された・遺されそうな本たち」と、新たな持ち主との出会いの場をちょこっと開きたいな、と考えています。以下の2つを、募集します。
募集① 5/4の午前中指定で本を送ってくださる方
・元払いとなります。
・「買い取り」ではないのでご注意ください。(受け渡しに金銭は発生しません。)
・10冊から段ボール20箱までが目安ですが、だいたいの量等を以下のフォームからお申込みください。(送付先の住所を別途、ご連絡します)
・4/20をお申込み〆切と致しますが、予想外にたくさん集まったらそれより先に〆切可能性もありますので、ご了承ください。
募集② 開封をお手伝い頂いたり、その中から好きな本を見つけて下さったりする方
日時:2024年5月4日 13:00~17:00
5月5日 10:00~18:00
※ 15分でも半日・1日でも、お好きな時間、参加ください。
場所:こもりくブックセンター(奈良県桜井市)
・見つけて頂いた本は無料でお持ち帰り頂けます。
・事前申し込みは不要です。
・どのような本が集まってくるかは未知数です。読みたい本がたくさん見つかるかもしれないし、全然見つからないかもしれない、という程度の期待値でお越しくださいm(_ _)m
近頃、電子書籍もスタンダードになっているし、「紙の本」はますます需要が減ってきていると聞きます。
それでも手元で本に出会う喜びが好きな人は、本当にその瞬間が好きなはず・・!、と、勝手に思っています。
もし「5/4~5は参加できないけど、別日に本を見に行きたい」方がいらっしゃいましたら、
6/16(日)にも同様の会を開催予定ですので、そちらも合わせてご検討ください。
なお、数か月経った後は、施設への寄贈等を検討しています。
■長谷寺について
「こもりくブックセンター」は、近鉄長谷寺駅から徒歩5分。
ここから歩いて20分ほど行くと、「花の御寺」としても名高い真言宗豊山派総本山の「長谷寺」があります。
国宝本堂の美しさ、全長10mを超えるご本尊の荘厳さはお寺・仏像好きにはたまりません。
5月の時期は牡丹が美しく咲く時期です。
募集②に参加いただける方は、ぜひ、よろしければ長谷寺にもお参りくださいませ。
■近隣の飲食店、コンビニについて
駅前に飲み物の自動販売機はありますが、徒歩圏内にコンビニはありませんのでご注意ください。長谷寺駅に向かう参道には飲食店がいくつかあります。
また、こもりくブックセンターから徒歩1分のところにある「長谷寺ゲストハウスいったん」に併設のカフェでは美味しい珈琲を楽しむことができます。
■その他
奈良まで配送するコストがもったいないなあ・・・せっかくだから少しでも売値がつくといいなあ・・・。そう思われる方ももちろんたくさんいらっしゃると思いますので、その場合は、お近くの新古書店や買取業者さんをご利用くださいね。
value booksさんなんかも良いですよ。
いずれにしてもその人やその家にとって「読まれなくなった」本が新たな読み主の元に届くのは嬉しいことなので、これが何かの「きっかけ」になってくれればいいなあ、と思っています。
ご不明な点やご相談は「お問い合わせ」からご連絡ください。
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